餅ドリーミン

夢日記です

星野源の出演するドラマを観ているところから特高の盗聴を恐れる話になった夢

女優をしている20歳くらいの女の子と、その子がヒロインとして出演しているドラマを観ている。ドラマの舞台は昔の我が家の2階であり、途中から私がヒロインになっているようでもある。 

3人の男が出演しており、そのうち1人は星野源であるらしく、私はhさんに「星野源だよ」と教えている。星野源はまた冴えない男の役で出ている。その男は、何か秘密をもっているせいでヒロインに遠慮しているのだが、ある日秘密を打ち明ける。それは昔にある女性にストーカーのようなことをしてしまったという話であったが、ヒロインはその話を笑い飛ばして聴き、なごやかな場面となる。これをきっかけに二人は仲を深めていき、ほのぼのしたラブストーリーのようである。

すっかり男と仲良くなったヒロインは、男の家に遊びに行く。舞台は昭和15年頃で、星野含む3人の男達が食卓を囲んでいる。彼らは非合法の反戦活動に携わっている。年配の男が「○○ちゃん(ヒロイン)はあの秘密を知っているのか?」と心配そうにする。ヒロインが「この間聴きました」と笑うと、星野源は「しまった」という顔をする。実は、打ち明けられたストーカーの話はダミーの秘密で、本当の秘密は違うものだった。

反戦思想を描く絵本作家の女性がおり、彼女は政府の摘発を恐れ、家族のために作家をやめて岡山で暮らしてたのだが、彼らは自分たちの運動に参加してもらうために彼女の居場所をつきとめ連絡をとった。だがそのせいで、彼らを盗聴している特高に彼女の経歴がばれ、彼女は逮捕され、その娘も悲惨なことになってしまったのだった。彼らは、申し訳なく思いつつも思想のためには仕方のないことだと考えており、他にも似たようなことを繰り返している。私(ここからヒロインが私になる)は、彼らの思想には賛同するが、それぞれの家族や事情もあるのだからそのために思想を捨てた人を巻き込むことはしてはいけない、と思う。この話を聞かされ、そうしたことをする男と付き合っていくのは重大なことだと思い、真っ青になる。

我が家にも盗聴器が仕掛けられているだろう。それでは政府の悪口も言えない。政府の悪口を言うときはどんな暗号を使えばいいか、紫の着物を着て寝床にいる母と相談したいが、その相談にも暗号を使わねばならない。こんな嫌な時代は早く終わってほしいが、嫌な時代はむしろこれから始まるのでないか。


コメント:最初のラブコメ調から驚きの展開だった。