餅ドリーミン

夢日記です

つらい親族の集いの夢/二人の男性のどちらと結婚していたか分からなくなる夢/庭の壁にナメクジがいる豪邸の夢/テクニシャンの女性に誘惑されるが無茶ぶりをされて醒める夢

昔の実家と今の実家が混じったようなところで、父方の親族が集まっている。私は、新しい家族たち(?)と二階にいるようだ。親族たちは1階に集まっている。丸いテーブルがあり、エプロンを着けた女たちが隅に集まっていて、少し薄暗い部屋は、昔のドラマによく出てきた家のような子供の頃に訪ねた親戚の家のような感じだ。

土間があり、障子を開けて(※ここだけ昔の実家と同じ)、オレンジっぽい赤のジャンパーを着た老人が元気よく入ってくる。何年か前に死んだS爺である。爺は白髪を左右に振り乱しドク(BTTFの)のような髪型にしている。何か言いながらドスドスと上がり込んでくる(実際彼は生前よくそうして勝手に上がり込んできた)。茶の間の端に集まって一同は、宗教の話などをしている。私も新しい家族たちとその場に降りていく。台所から部屋へのドアを、夫(?)の後ろから入る。敷居を越えるとき、夫の後ろにぴったり着いていた祖母が夫の背中をつついて、「〇〇君もこんなに大きくなって」というようなことを言う。それは孫か曾孫か誰か親族の子の名前のようだ。実際夫は身長が250cmくらいあるし、祖母が夫を親族の誰かと間違ってそう言ったのがおかしくて、私は「フフッ」と笑う。しかし夫が顔を歪めて「チッ」と舌打ちをするのが見え、ビクッとする。他人なのに勝手に孫に見立てられたのが不愉快だったのだろうか。

身内の間では軽い冗談として通じることでも、部外者には不愉快なこともある。私は不愉快な思いをさせられる側としてそれをよく知っていたのに、自分が身内の立場だとついつい忘れてしまっていた、と反省する。夫は若草色のセーターを着ている。その背中は広すぎて、全貌が分からない。昔の実家の2階? 何かの用意をしており、一瞬Aのことを思い出す。

私には夫と彼氏がおり、彼氏は夫の公認のようである。彼氏は、チバユウスケにかぶれている感じの人物。自宅の寝室で用事をしていて、ふと、自分がどちらと結婚していたのか分からなくなり、「どうしよう」と混乱し始める。パニックになりそうになる。しかし、考えて見れば全員一緒に住んでいたのだということを思い出し、「じゃあどちらでもいいや、よかった」と安心する。

彼らが不在の間、彼らの親?が持っている別邸のようなところに宿泊することになる。親は金持ちのようだ。ログハウスのような造りだが、広い豪邸である。裏に庭があり、庭でも寝られるようになっている。庭の壁はM町に面していて静かだ。私は庭に寝床を用意する。起きると雨が降ったらしくじめじめしている。部屋に戻ろうとするが、部屋へのガラス戸が開かない。濡れた庭の壁に、黒くて細い、小さなナメクジが数匹貼りついているのが見えるが、見ないようにする。なんとか戸をこじあけて中に入ったところで、豪邸の持ち主の夫婦が入ってきた。私はまだ着替えてもいなかったので、寝袋や毛布をまとったまま部屋に滑り込み、夫婦は呆れて笑っているが、「ちゃんと寝られた?」と親切である。豪邸の中を案内されるが興味あるものはない。リビングはがなんとしており庭の側に大きなテレビなどがある。ある部屋は、子供が来たときの部屋なのか、カーペットの上に玩具が置かれている。つまらない。その端に、猫を飼っている部屋があり、「わ~~」と猫を触りまくる。巨大な猫である。三毛猫のような柄だが毛足が長く外国種のようである。猫のいる部屋にはタロットカードのような雑貨がたくさんあり、少し変わった若い男女が飼っているようだ。「犬くらいの大きさですね!」と私は何度も言う。

私はリビングの部屋の隅に転がっている。そうしていると、サーカスのダンサーのような服を着た肉感的な女性が肌も露わにのしかかってくる。弾力のある腹が紡錘形のように垂れ、その先が少し触れて良い感触であるが、金を巻き上げようとしていることに気づき、拒絶する。私はこうしたとき、必ずいったん固く拒絶する。しかしずっと触れられているうちに、誘惑に屈してもいいような気がしてくる。女は私の唇を吸う。自分の唇がマシュマロかチューインガムみたく溶けて伸びてゆく感覚があり、「こんなテクニックがあるのか、プロだ」と思い、その先のサービスを受ける気になる。値段を聞くと、15分700円ほどで1時間で2000円台だという。「思ったより安い」と驚くが、女は「そこからはサブスクです」と言い、法外な値段を提示したうえ、さらに自分のリクエストに応えてもらうという。リクエストは、私が、ヤマザキ(?)の6個パックのチョコチップパンを蛙の卵が連なるように口から吐き出す、というものだった。自分がそうしている様子を思い描く。「無茶ぶりや」と思い、それを聞いているうちに急に気持ちが醒める。