餅ドリーミン

夢日記です

キャバクラでオナガゴーラルの映像を観る夢

仕事の接待らしく、サラリ―マン風の男性二人と一緒にキャバクラに連れていかれる。「男性ばかりの職場だと女でもこういうところに連れていかれるのだよな」と思っている。

そのときは、男性たちの中で座っていただけだったが、後日、もう一度ひとりで行きたくなり、そのキャバクラへ行く。若い女性に話を聴いてもらいたいという気持ちになった。「若い女性と話したいというおじさんの気持ちが分からなかったが、こういう気持ちか」と思う。キャバクラに入ると、キャバクラというよりは個別指導塾のような形態になっており、入ったところの通路でボーイが女の子を呼ぶ。たくさんの女性が立ち働いているが、従業員は多国籍で、さまざまな肌の色の人がそれぞれの民族衣装のようなものを身に着けて働いている。

私には、褐色の肌の肥った女性が呼ばれる。前回も接客してくれた人のようだ。ヘアバンドを巻き、ゆるい襟のワンピースに、ネックレスをたくさんつけている。その人は笑顔で私を個室に案内してくれる。個室居酒屋のようなテーブルがあり、それを挟んで向かい合う。カウンセリングルームのようだとも思う。

 

キャバ嬢と故郷の話になる。彼女は、オナガゴーラルのいる国から来たという。オナガゴーラルはどこの国の動物だったか。オーストラリアあたりの風景が浮かぶ。卓に置かれたタブレットで、彼女の故郷の映像を観ることになる。森のようなところで、オナガゴーラルらしきものを囲んで、ワラビーやカンガルーっぽい生き物が写っている。カンガルーは思っていたよりも巨大で4メートルくらいある。私が驚いていると、彼女は「この国といえばカンガルーだと思わないで!」というようなことを言い、私も、たしかにそれは偏見だった、と思う。森を抜けて小学生たちが学校に行く映像が映し出されており、小学校から出てくるときは通路の両側にびっしりカンガルーが並んでいる。「危なくないんですか?」と訊いてから、「日本みたいにカンガルーの代わりに自動車が走ってるほうが危ないな」と思い直す。

 

頭のどこかで、オナガゴーラルの出身地はオーストラリアではないと考えており、「ゴーラルの出身地を調べる!」「忘れてたら言ってね!」と言いながら目が覚める。

 

注: 実際はオナガゴーラルは朝鮮半島や中国北東部に分布する動物。日本では、京都市動物園に一頭だけ飼育されていた(正確には、途中までオナガゴーラルとされていたが途中でゴーラルだと判明した、いずれにせよ日本で一頭であった)。その個体・ホンホンさんが去年死去したため、日本にはゴーラルはいなくなった。10月19日がホンホンさんの一周忌である。