餅ドリーミン

夢日記です

炭鉱街を舞台にした演劇の夢/父と天皇の夢/世界脱出計画に関係していた夢

1.
炭鉱街を舞台にした演劇に出演している。

2日間にわたる演劇で、2日目に、労働の場に残る女工とそこから颯爽と都会へ去っていく女たちに分かれる。終演後もそれぞれの役の格好でいるが、私は女工の役であり、颯爽とスーツを着た女子達に対しみすぼらしく卑屈な気分でいる。

その舞台を親がビデオに撮っていたのをずいぶん後から見るが、自分の演技を客観的に見ると、期待してはいなかったがやはり不恰好でいまひとつだ。演者が順繰りに体操を披露する場面では、動きが鈍重で顎が出て姿勢が悪く、側転は着地に失敗し、表情も醜い。

移動動物園のような一団がたくさんの動物を舞台に連れてきており、出演者たちはそれを触るのに並んでいる。スタッフが「猿を触りたい人」と募り、最初は誰も手をあげないので、「これは」と私が手をあげると、なぜか別の人も手をあげ、私は遠慮して譲ってしまう。母か従妹のような人が隣にいて「ええん?」と私に尋ねるが、私は動物を触ることに自信もないし、他の人の方が適当だと思う。しかしわれわれのところへやってきた黒い子猿の後頭部の毛を撫でていると、暖かくて、優しい気分になってくる。

 

2.

天皇が来ており、父が、亡祖母と天皇と一緒に、三人の顔がフレームに入るように一生懸命自撮りしている(天皇は今の人でなく昭和天皇のような風貌)。角度に苦心しているので、私がデジカメで撮ってあげようとすると、父が「ええで、ええで」と断る。記念の写真が欲しいだろうにと思ったが、父は「どうせこんな写真後から見いひんやろ」とあっさりしている。天皇の前でそんなこと言うの、とびっくりしたが、言われてみればたしかにそうやなと思う。

 

3.

私たちの舞台は壮大な人類脱出計画に関係していたらしく、私は共演者の女の子たちと、砂の詰まった大きな筒のようなものの中をひたすら歩いている。数十日分の必需品を巨大なリュックに詰め、それぞれ一人でサヴァイブしないといけない。不安になる。

トイレに入ると、だだっ広い中に、ブリキ製のような便座の冷たい白い便器がある。落とさないようズボンのポケットからスマホを出した瞬間、便器に落としてしまい、慌てて救いあげる。今のiPhoneは耐水性があるとはいうが、一応吸湿性のあるものに水を吸わせようと、米粒を探している。 尿がついたものを米に入れるのは抵抗があるので、その前にスマホを水洗いしたいが、更に水で濡らしてよいのか迷う。母が姉(※実際は姉はいない)に、私がケータイを落としたと知らせている。「まただよ」というニュアンスで私のドジを知らせている。スマホの表面にはいつのまにか白いもろもろした物質が付着している。

舞台で流行った「下校の(下校の)時間に(時間に)」という変な歌を、深夜に夫のような人物と歩きながら歌っているようである。駐車場でふざけて歌い踊っていると、駐車場の外から見知らぬおじさんがじっと見ている。夫が「あの人が不思議そうに見てるよ」と教えてくる。二人いるのに私しかいないかのように、おじさんは私だけをじっと射抜くように見ている。おじさんは組織の人間で、私が世界脱出計画に関係したことを知っているのだと気づく。視線に射抜かれたふくらはぎが痺れたようになり、米粒が貼りついて取れないかのよう。(叫んで目が覚める。)