餅ドリーミン

夢日記です

鳥辺野への坂を上り「死というのもまた無人島ダンス」と言う夢

紅葉する鳥辺野のほうへ坂を登っている。

誰か、私の好きなバンドマンが自殺で死んだという。音楽は無時間なので作品があればいい、と思う。しかし周囲の人による記事を探して読んでしまう。「記事を読むのは今日限りにして、明日からは作品だけを聴こう、作品には生も死もない」と思う。

彼の死に身近に接した人が取材され、「脳漿に触れた」と言っている。彼の相棒だったミュージシャンのインタビューを読むと、「まだそんなことを言っているの? 生死とは自由を愛するということだよ」と語っている。私は坂の途中に立ち止まり、「死というのもまた無人島ダンスなんやな」と言う。

 

註)無人島ダンス…2000年度京都大学11月祭の統一テーマだったフレーズ。この頃の統一テーマの中で唯一好きだった。