餅ドリーミン

夢日記です

tutu音の夢

何らかの用があり、昔の電話番号を思い出さねばならない。実家の親たちと一緒に、ああでもない、こうでもない、と12桁くらいの番号を思い出そうとしている。親たちは三人くらいいて、皆険しい顔をしている。思い出した! と思ってもやっぱり違った、ということが何度も繰り返され、なかなか思い出せない。またそれらの番号は全て、過去の何かの嫌な記憶に結びついているようである。

 

『月刊ムー』のようなオカルト雑誌が、ずっと取材し続けている中国の若い兄妹がいる。兄妹は事情があって父親を殺し、その後軽業のようなことをしながら中国全土を旅して各地で超常現象を起こしているのだが、それが中国のマップの上にマークされており、赤黒い地に白抜きのおどろおどろしい題字で各地での出来事が記されている。そんな事実はないのに、「兄妹の禁断の恋」というようなスキャンダラスな書かれ方をしている。

二人の潔白を信じるメディアもあり、二人の言い分を報道しに来るが、そのためには二人の姿が空中に浮く形で画面に映らねばならない。報道関係者が「吊るす」と書かれたピクトグラムを掲げてみせる。二人の人間が首を吊られたような恰好で空中に浮いている図が描かれている。私は兄妹の妹になっており、「(これでは、潔白を証明できても首を吊られて死んでしまうのでは)」と思う。

 

その妹は、宇宙と交信することができ、そのこともセンセーショナルに報道されている。宇宙と交信する「tutu音」が始まる。「tu……tu……」という音が何度か繰り返されると、それに混じって宇宙からの声が途切れ途切れに聞こえてくるが、それは聞いてはいけない声のようで非常に怖ろしい。

(ここで叫んで目が覚める)