餅ドリーミン

夢日記です

ジャスコの片隅で、世界の終わりのようなキス

塾の現代文の講師陣は、堀川先生という人が作ったテキストを使っていると生徒から聞く。「ちょっとでも堀川先生に印税が入るように」ということらしい。いい仲間だと思う。でも、問題集の印税なんて、微々たるものだろう。われわれの科でも問題集を作ればいいのにと思う。問題文の著作権が切れてるから、現代文よりはいいのではないか。某君も早く、問題集を出版すればよいのにと思いつつ、京都駅の南あたりを自転車で走っている。
美術校に行っている女の子と、バンドをやっている男の子と、何か話す。男の子は、白痴美という感じでかっこいい。


五月頃の空気。家で家事をしていると、生理が始まった。今日は休みなので、一日家にいようと決める。パンツを脱ぐと、ナプキンの前のほうにだけ、真っ赤な血が付着している。恋人という人からメールが来て、私が生理痛で外にあまり出たくないというと、近くまで行ってあげると言ってくれる。優しい人だなあと思う。この際だからわがままを言ってみようと思う。ロマンチックな気分になり、南のほうに出来たものすごくでかいショッピングセンターに行きたいと思う。たぶんジャスコで、食品売り場がすごく広い。私たちは脚を絡めて、ショッピングセンターの片隅で、この世の終わりのようなキスをしよう。そのジャスコはありえなく広いので、彼はそんなところは苦手かもしれないと思う。


目が覚めて、ケータイを見るとgoogle のアプリが起動しており、湾岸に停泊している船の様子がずっと中継されている。午前3時から中継されていたようなので、接続代がすごくかかったのでないか。やがてその画面が真っ赤になり、その赤に、自分の経血と、女の子のリストカットの血が重なっている。女の子は例の美術校の女の子で、あゆちゃんという。彼女は、自傷行為をテーマにした作品を作り続けている。その赤は、竹林に囲まれた和室の屏風に散らされた赤で、その屏風の前に、小さなあゆちゃんがやはり真っ赤な着物を着て座っている作品である。小さなあゆちゃんの背後に、大人のあゆちゃんが、影のように座っている。「これは子供のあゆで、リスカで血を流すことによって、癒されるの」と、あゆちゃんが解説する。