1.
あね(※実際のあねではなく友人)が京都に来るという。友達である中国人の女の子、韓国人の女の子も京都に来ているというので、皆に京都を案内することとなるが、私は昼まで仕事であり、仕事が終わってから合流することとする。
京都の西の方?で仕事があり、終わってから電話をかける。楽しそうな様子が伝わってくる。あねは最近韓国語を勉強しているので、いろんな国の友達ができたんだなあと思う。砂埃の立つグラウンドを通る(昔の岡崎グラウンドのようである)。あねたちは岡崎の奥のほうを散策しているという。「だいぶ東に歩かないといけないな」と思い、疎水沿いのあたりを東へとたくさん歩く。
やっと合流すると、三人は、岡崎の山の中(※実際は南禅寺などがあるところだが夢の中で木曽の宿場町のように山の中の街道沿いに観光用の小さな店が並んでいる)で遊んでいる途中だった。緑あふれるいい感じのロージを奥へ上ったところに木の引き戸のある和風の飲食店で、ごはんを食べるところか食べたところのようだった。囲炉裏に吊るされた大きな鍋で豆のようなものを煮ている図が浮かぶ(※子どもの頃に近所の家が「ぶぶあられ」を煮ていた鍋に似ている)。割烹着を見た店のおかみさんが感じよく挨拶している。私も一緒に食事をしたいと思う。そこは山道の突き当りになっており、東山区のいちばん端で、私は「ここは東山区のいちばん東じゃないですか~!!」と言う。しかし、突き当りかと思いきや、さらに東に道が続いており、その道は明るい黄緑色に光っている。私は「こっちに行くと山科に続いているんですよ!」という。
(山科へ行く道を東に行ったようでもあるが、南へ続くフェンス沿いの細い道を下っていったようでもあり、両者の道が世界線の分岐のようになっていて、フェンス沿いの道が2の夢につづいている)
2.
立派だが少し寂れたようなバブル期のリゾートホテルの前にいる。ホテルに入るにはエントランスの長い庭を経由せねばならず面倒である。(※1の夢の長い通路を通る和風の店と構造が重なっているようでもある)
そこで私は叔母(※母方叔母で六年前に亡くなった・やや変わり者)と密会することになっている。われわれは内緒で付き合っているのだが、この道ならぬ関係は親戚内では公然の秘密になっており、ひと月に一回ホテルで逢瀬をもつことを、親戚たちもそれとなくサポートしている。
私は着替えやタオルをバッグに詰めて宿泊の準備をしている。ホテルにはプールもあるので水着も入れなくてはならないが、生理だったら泳げない、などと考える。お金もかかるのでひと月に一回のこの習慣を辞めたいが、どう言い出したらいいだろうか。
(ここでいったん目を覚まし、以上の夢の概要をメモした後、家人と「朝サイゼは関東圏でしかやっていない、関西圏でもやればいいのに」という話をして二度寝する。)
3.
友人か親戚が遊びにくるというので、昼飯を食べに連れるところを考えている。このあたりには何もないが、二駅南に行ったところに最近できた「エンデヴァー独島」(※こんな感じのネーミングだったと思うがちゃんと覚えていない)に行ってはどうか、と考える。これまで何もなかったところに鳴り物入りでできた複合施設であり、その中に飲食店もたくさん入っていたはずだ。エンデヴァー独島(仮)は繁華街に接続してもいる。(以前夢に出てきた名古屋のショッピングモール(非実在)によく似ているが、以前夢に出てきたというのも夢かもしれない)
友人か親戚を迎えるはずだったがペグレス(仮)と昼食を探しにいくことになっており、車の助手席に座っている。車は北へ向かい住宅街の細い通路を走る。(通路の入口だけ少し岡崎に似ている。)
「どこに行くつもりやったん」とペグレス(仮)が尋ね、「エンデヴァー独島(仮)がいいかなって思ってたの」と答える。
昔ながらの商店が点在する細い道を北へ走る。こんなところが近所にあったんや、と思う。営業しているのかしていないのか、木造の小さな単館映画館もある。「大阪はあちこちに小さな商店街があってすごい、こんなええ感じのところが近所にあったなんて」と言う。
ふと、右の窓(※私は助手席にいるはずだが右の窓ぎわにいるようでもある)から、お寺の看板に、平たい恐竜のようなユーモラスなゆるキャラが描かれているのが目に入り、ペグレス(仮)に「今の見た!?」と訊く。運転中だから見えなかったというので、商店街を出たところでいったん車を止めてもらい、「2、3分で戻るから」「写真に撮ってみせてあげる」と寺のところまで戻る。
寺の掲示板とその隣の商店の硝子戸にそのキャラが描かれていたのを改めて確認し、カメラを取り出そうとするが、反対側の隣の店のおじさんが開店準備をしながらこちらを見ており、向かいの町工場も稼働し始める時間で忙しそうにしているので、なんとなく写真を撮るのがためらわれ、商店街を一周して戻ってくることとする。
南に向くとそれまでなかった古びたアーケードがかかっており、「さっきこんなアーケードあったっけ?」と思う。しかしこれによってより商店街らしくなった。商店街を南端まで行き、一筋東の通りに回って北上すると、寺の駐車場を通ることになる。寺の駐車場からもう一筋東の通りの間は、砂地の階段でつながっている。そちらの通りにも牛乳屋などがあり歩いたら面白そうで心惹かれるが、ペグレス(仮)が待っているのであまりうろつきまわるわけにもいかない、と元の道に戻ることにする。寺の駐車場を横切ると、仏教的な文様をあしらった何かではあるがどうもキッチュな感じのする何らかのオブジェがあちこちに埋め込まれている。片隅に、箒で掃除をしている僧がいるが、細く筋肉質な若い男性で、赤と金の袈裟と豹柄のターザンのような袈裟を腰まで下ろした状態で纏い、半裸になっている。「ここは珍寺だ!」と思い、私はわくわくしてくる。ペグレス(仮)に「珍寺だ」というLINEを送る。
さっきの道に戻り掲示板の例のゆるキャラの絵を写真に撮っていると、向かい(映画館のようである)にも別の僧がおり、さっきの僧と同じ体型・服装であるが、アフロヘア―のような歌舞伎のような独特の髪型をしており、カメラをぶら下げた観光客の中年男性に「好きでそういう格好をしているの?」「仏教的な意味があるの?」などと訊かれている。「(やっぱり気になる人は他にもいるんだ、私以外にも観光客がいるんだ)」と思う。問われた僧は禅問答の答えのようなことを、飄々とした様子だがちょっとイキった口調で応えており、私の苦手なタイプの男性だ、と思う。
そこへペグレス(仮)がやってきて、「二、三分だけって言ったのに十五、六分も戻ってこーへんから迎えにきた」と言うので、私は謝り、「でも珍寺やねん!」と昂奮して伝える。連れ立って車のほうへ向かう途中に、天ぷら(練り物のほう)を売る店が続いている。ここらへんの名物なんだな、と思う。眺めながら通りすぎるだけだったが、三軒目ですみっコぐらしのクマが緑のポシェットをもっている様子をかたどった天ぷらが売られており、あまりに可愛いので立ち止まって見ていると、「中も見て行ってね」と店のおばちゃんに声をかけられてしまい、店の中に入る。
店の中は昔ながらの商店で、角打ちのような酒が飲めるスペースもある。天ぷらが並んでおり、すみっコぐらしは350円くらい、他にいろいろな味のものがある。最初は買う気がなかったけれど、二つ三つ買って今日の晩御飯にしてはどうかと思う。やや高いけれどけっこうお腹はふくれそうだし、全部はんぶんこしたらそれほどの値段でもない。
(ここで目が覚め、夢のディティールが作り込まれていたことに驚く。寺、店、アーケード、掲示板、東隣の道とそこへの通路、人物、など、すべて本当に存在するかのようだった。「これを作る材料が全部脳の中にあるということ? 脳って何ギガ入るんやろ?」と言い、また寝る。三度寝の夢は失念)