餅ドリーミン

夢日記です

ピンクが好きな友人の子と両親が離婚していろいろ捨てる夢

友人の娘さん(4、5歳~小学校低学年くらい、Mさんの子のようでもありTさんの子のようでもある)と遊んでいる。娘さんはピンクが好きだという。ピンクのズボンを穿いている。私は娘さんと、「ピンクのものを探しに行こう」と言い、部屋から出る。部屋は昔の実家の部屋のようで、土間に降りると今の実家と昔の実家の店スペースが混じったような感じになっている。娘さんはパープルのカーディガンのような服を着ており、それも好きらしく、「やっぱりそうなんだ、こういう色は私の子どもの頃はなかった、最近の『ゆめかわ』の配色だね」と言っている。ミントグリーンに黒いドットが幾何学文様のようにぐるっと取り巻いている、円柱にスカートのようなものがついた形のオブジェがあり、「私はこの色が好き」というようなことを言っている。ピンクのグッズを求め、土間の奥に行く。小さな冷蔵庫の中を一緒に覗く(※土間の奥は店時代には倉庫として使っておりその入口に実際小さな冷蔵庫を置いていた)。冷蔵庫の横にパステルピンクの筒のようなものが引っ掛けられている。

どこかに出かけるらしく、娘さんは浴衣に着替えさせてもらわねばならない。私は、小さな女の子の浴衣の帯の結び方が好きだ、という話をしているようである。われわれのいるところは店のようであるが車庫のようでもあり(※実際に、店だったスペースを現在は車庫にしている)、われわれは車に乗り込む。ピンクの筒のようなものは妹の傘だったことが分かり、友人家族がどこかに出かけるという話が、妹と出かけるという話になっている。

 

私は母と車に乗っている。私が運転しているようでもあり(※実際は私は運転できない)、父の運転する車に乗っているようでもある。ただし両親は実際の両親ではなく、年齢も20代後半~30代くらいの若い男女である。父はマッシュカットにした気の弱そうな男性であり、母は長い髪をソバージュにしてバブル時代の女性という感じ。二人は離婚をするらしい。車は木屋町を走り、団栗橋の西側あたりの駐車場に止まる。そこで二人は別れるようだ。私は母についていくことになっている。母は、婚家で使っていた食器や布団をすべて捨てたか焼いたかしたらしい。事務的な手続きについて言い残して車のドアを開け、母と私は父を残して出ていく。父は無言で運転席で俯いており、この離婚は父に理由があったはずではあるが、気弱そうなその様子に思わず気の毒になってしまう。戸を閉めるときにふと、車の中のグローブボックスに子供の頃に描いた落書きの紙を残していた、ということに気づく。母は持って行かなくていいんだろうか、と思うが、すべてのものを残して持っていくことはできないよな、と思い直す。ひっこしというのは、そういうものを捨ててゆくよい機会なのかもしれない。実際に、家具や食器などがんばって買ったものも全部捨てていくことになったのだから。

私は車の横で、「人間の一生なんてそんなもんや」というようなことを思う。「子供の頃は、将来何か大きなことをできると思ってるけど、実際はこうやって何かを得ては捨ててするだけなんや」と思う。父の様子が気になるが、母のサポートをしなくてはならないため、一緒に鴨川の橋を渡る。川端通りは実際の様子とは少し違い立体交差のようになっている。これからどうするのだろうか、母はとりあえずはいったん実家で暮らすことになるのだろう、と思い、母は頼れる実家があってこういうときよかったなと思う。私が父のことを気にしていると、母が鴨川の上で「私(の気持ち)にも寄り添ってよ」と言って腕を引き寄せてくる。それまでずっと母がかわいそうだと思い自分は母をサポートするんだと思っていたが、急に、息苦しいようなうっとうしいような気持ちをふと感じる。母が「不用品は明日三条の役所の前に捨てにいく」と言っている。役所の前に大型家具などをもっていくと捨ててくれるらしい。いつのまにかそんなサービスがあったんだ、と思う。でも、もう両親も年だから(※実際の両親とは違い2、30代のはずだが一方で「年老いた両親」という感覚もある)、今度は荷造りをするのは主に私になるのだろう、と思う。夏の荷造りは大変だぞ、と思うが、ダイエットになると思ってがんばろうとも思う。

 

私は初老の男性の予備校講師になっており、50人ほどの予備校生の前で日本史を講義している。いかにも昔の浪人生という感じの男子生徒が多い。夏期講習で、一回で長い範囲を講義してしまわないといけないらしく、少々負担に感じている。だが人気講師のようで、生徒たちは盛り上がっている。この講義はその後本として出版する予定らしい。生徒たちにプリントを配る。プリントは手作りであるが、以前に鉛筆で書いた下書きを消した消し痕がそのままコピーされており、その上から生徒たちが何かを書き込むようになっており、だがそれがこの授業の工夫でもある。文字には蛍光ピンクのマーカーでラインがひかれている。私は、「本が売れたら君たちのために~~してあげますよ」というようなことを言い、生徒たちがウワーッと盛り上がる。